2020年度から始まる大学入試制度改革。 第四の産業革命を控え、「人材の質を飛躍的に高めるため、知識偏重・1点刻みの入試から解放する」。同時に、国際水準を志向する「明治以来の教育制度改革」であったはずだ。高等学校と大学教養部の改革を目指す高大接続改革とも呼ばれた。そこに「志」はあった。 高等学校以... 続きをみる
2019年8月のブログ記事
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厚生労働省が年金制度の財政検証(5年に一度)を公表した。現在の低成長が続くと、現在20歳の人は、年金受給を始める時の所得代替率が今の61.7%から44.5%まで低下するようだ。それを回避するためには、本人が68歳まで働く必要があるとのこと。 戦後第一世代には寛容で、これからの世代には過酷な制度とな... 続きをみる
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この四年間、休みなしで働いた。間に還暦を挟んでの工程だった。その間、小さな法人ではあるが2法人を設立し、軌道に乗せつつある。また、念願の野田新学舎移転も完了した。 今年の夏は、久々の長期休暇であった。ほぼ毎日寝て暮らした。疲れも癒えるだろうとたかをくくっていたら、寝ても寝ても疲れが取れない。それど... 続きをみる
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文大統領は、民族派左派だ。大韓民国の建国自体を否定するイデオロギーを持っている。従って、韓国の教科書から「漢江の軌跡」も抹殺される。彼は韓国保守派による近代化や、日本統治時代の社会インフラや教育制度は、「積弊」として清算すべきと考えている。彼にとって、自由と人権を尊ぶ西側自由陣営の存在は、朝鮮人民... 続きをみる
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先般BSの討論番組が面白かった、財務副大臣と慶応の准教授と総研のエコノミストの議論だ。景気と国際経済の議論であった。 相場通りの議論の後、慶応の先生が「景気対策は不要だ」「弱い会社が退き、次世代の会社が勃興すればよい」「古い会社を辞めて、新しい成長企業に再就職すべき」「日本の経営者は儲ける情念が低... 続きをみる
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アメリカのGPS衛星が世界を見張り、日本の「みちびき」が高精度の位置情報を我が国にもたらしていると思い込んでいた私は、びっくり Σ(゚Д゚) だ。 東京の上空に、最大20基の「北斗」が飛んでいるとのこと。アメリカを凌駕している。ユーラシアとアフリカ両大陸では、中国北斗衛生システムがアメリカより優位... 続きをみる
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我が家には8歳のポメがいる。毛吹きがよく、目が大きいのが特徴だ。誰よりもかわいいと私だけは確信している。 4歳になったころから慢性腸炎を発症した。ステロイドを使わざる負えない状態になってしまった。それから膀胱の結石が見つかり、手術を考えていたら心臓の弁膜症が見つかった。追加の薬剤を投与するも、全身... 続きをみる
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米国のFRBが金融緩和に舵を切り、新興国も8カ国が、軒並み緩和でしのいでいる。リーマンショック以降世界経済を牽引してきた中国も、国営企業を中心とした巨額債務に立ち往生だ。成長も鈍化した(公表6.2-5.0=1.2%以下が実力とか)。新興国もこの10年で倍の債務(400兆円)を抱え込んだ。 中国輸出... 続きをみる
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古くから新聞紙上で見聞きした組織だ。1965年の国交正常化から半世紀を過ぎ、最大の転換点に立つ日韓関係。 これまでは民間や地方自治体の経済活動が歴史問題を補完して、年間1000万人の交流が出来上がっていた。一番の犠牲者は、こうした草の根の民間地方組織だ。しかし、個人的にはなぜ修学旅行が韓国なのかは... 続きをみる
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1年ぶりの夏季理科実験教室を開催した。岡山大学大学院医歯薬学総合研究科の客員研究員や環境理工学部の名誉教授に応援していただいた。 ゲノム解析や編集で話題のDNA、水素社会の起点となる水素ガスの生成、荒れ狂う気象の原理を理解する分子の変化、などなど身近な社会から科学の定理に迫った。 私自身は、法学部... 続きをみる
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セブンペイを発表する時、「キャッシュレスで最後に生き残るのは当社だけだ」とホールディングス幹部は胸を張った。そして消費税還元商戦を戦う前に、セブンペイはわずか1カ月で舞台から消えていった。グループの各種会員のアドレスには、パスワードの再設定やらポイント交換の一時停止のお知らせが届く。大混乱だ。 業... 続きをみる
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岡山大学が、既存の工学部と環境理工学部を再編する。第四の産業革命が及ぼすSociety5.0に対応する教育プログラムを21年から実現するとのこと。 一言で「遅すぎる」 高等教育機関は、未来を見据えて運営されるべき。 お茶の間で常識になったから、学生も来てくれるだろう的な改編は困ったもんだ。 10年... 続きをみる
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高校「普通科」や4年制大学の「既存学部」が人材育成機関としての使命を終えつつある。抽象的な能書きや受験テクニックでは21世紀の第四の産業革命を生き抜けない。さらにはユニコーンなどを支える先端型起業人の育成とは程遠い。 人工知能技術の研究開発・人材育成・社会実装を通じ、社会に変革を目指す東京大学松尾... 続きをみる
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パラダイムシフト(英: paradigm shift)とは、その時代や分野において当然のことと考えられていた認識や社会全体の価値観などが革命的にもしくは劇的に変化することをいう。 NHKスペシャルで、人体の内臓が相互に指示しあっていることを報じていた。脳からの伝令ではなく、内臓の細胞同士が伝達物質... 続きをみる
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2020東京オリンピックに歴史的な意味を期待するとすれば、「人とAIとの共生」の元年である。 日々高度になる競技技術は、人間の判定が追い付かない場面が出てきた。体操や卓球。見てても人間の視力には限界がある。画像認識とAIの出番である。3D解析も可能だ。 また、交通ダイヤや道路などの規制予知は移動通... 続きをみる