10月消費税は冗談? 世界経済が危険領域に近づく
米国のFRBが金融緩和に舵を切り、新興国も8カ国が、軒並み緩和でしのいでいる。リーマンショック以降世界経済を牽引してきた中国も、国営企業を中心とした巨額債務に立ち往生だ。成長も鈍化した(公表6.2-5.0=1.2%以下が実力とか)。新興国もこの10年で倍の債務(400兆円)を抱え込んだ。
中国輸出で優等生だったドイツとオーストラリアは今、苦境に立つ。鉄鉱石が価格崩壊し見る影もない豪州と自動車がEV投資過多と輸出減で失速する独経済だ。
そこへ、新ココムにまで発展する米中貿易戦争と英国のブレグジットだ。韓国経済も中国の落ち込みで連鎖破綻する。唯一助けになる日本と喧嘩して、北朝鮮からは見捨てられ、救いようがない。朝鮮半島は、「インド太平洋戦略」から零れ落ちる可能性すらある。
日本の企業もイノベーションの活力はなく、中国にシフトした企業ほど喘いでいる(ナショナルなど)。岩盤規制の制約が多く、変革が遅い日本経済は低成長から脱しきれない。
しかも、右向け右で中国傾斜だ。よくよく集団行動が好きな国民性か?
ここで消費税? まじかよ!
向こう一年間、消費税を5%に戻して牽引者のいない世界経済危機に備えるべきだ?
景気(内需)と設備投資さえ維持できれば、税収は減らない。逆に増える可能性すらある。今でも増え続けているのだから。軽減税率のようなバカな無駄作業に汗して、結果は出ない。EUが立証してくれている。先人の失敗を見習うべきだ。