オリンピックを機に巻き返せるAI活用
2020東京オリンピックに歴史的な意味を期待するとすれば、「人とAIとの共生」の元年である。
日々高度になる競技技術は、人間の判定が追い付かない場面が出てきた。体操や卓球。見てても人間の視力には限界がある。画像認識とAIの出番である。3D解析も可能だ。
また、交通ダイヤや道路などの規制予知は移動通信技術とビックデータ処理の主戦場だ。
「壮大な社会実験を通じたイノベーション」を探る場と思えば、投資の意味も出てくる。
体操競技の3D画像認識とAI解析は、怪我を防ぐ予防やリハビリ技術の発展に寄与し、日本は一日の長があるとか。「テクノロジーで可視化したデータ」の価値は無限大だ。夢がある話だ。
多くの社会実験の先に、人がAIと共生し、能力がより拡大するよう「人間の生き方を再定義」する日が来るだろう。
純粋にスポーツを楽しむため、教育としてのスポーツも進化する必要がある。高野連や朝日新聞社も夏の高校野球の運営に21世紀感覚を導入する時が来た。いつまでも戦後体制で運営できない。イノベーションの時だ。