ロボット プログラミング 科学教育 岡山市

21世紀に生きる子供たちに伝えておくべきことは

公教育と明確に違った体験型学習(Active learning)を実現するのが私の願いです。未来の創り手となる子ども達に何を準備しなくてはならないのか。児童期の多様性を尊重し、Scientific literacy(科学の論理展開力)の育成を目指します。

いま高専が熱い 今後の飛躍を期待する

高校「普通科」や4年制大学の「既存学部」が人材育成機関としての使命を終えつつある。抽象的な能書きや受験テクニックでは21世紀の第四の産業革命を生き抜けない。さらにはユニコーンなどを支える先端型起業人の育成とは程遠い。


人工知能技術の研究開発・人材育成・社会実装を通じ、社会に変革を目指す東京大学松尾教授が「DCON」を支援する。「DCON」とは、ロボット競技大会で注目された全国の高専生が、さらにディープラーニングを習得し、新たなプロジェクトをプレゼンする。それを、世界で活躍するVC(ベンチャーキャピタリスト)達が評価し投資に見合った企業価値を提示する。


社会インフラの検査ロボットあり、アナログメーターをデジタル化するアイデアあり、様々な提案に興奮した。地元電力会社と共同で特許も取得したり、世界水準だ。特に沖縄の海を愛する沖縄高専生が、画像認識による魚の解説VRを提案するのは、郷土愛もあり好感を持てた。


既存の大学学部教育が空洞化し、大学院から本格的に演習が始まる実態に違和感を感じる。もっと早期に、アクティブな研究を進める高専に可能性はある。在学中に起業して、さらなる高みを目指すべきだ。既にこのコンテストでも、企業価値4億をプロのVCが提示している。


インターネットでのAI活用は、ほぼ日本は敗北した。GAFAは30億人以上、中国勢は13億人程度のビックデータを既に掌握し、さらなる発展を5Gとともにスタートする。さらに5Gで中国に遅れたアメリカは、6Gの主導権を奪うための国家プロジェクトを検討する。欧米得意の土俵を換える作戦だ。


日本にもチャンスはある。ハードとAIとの相関で限定される特殊分野のデータ収集だ。医療機器などに限定したデータ収集だ。創薬をはじめとする中国の13億人の医療データには今更かなわないが、限定されたデヴァイスの限定された効果に特化すれば勝機はある。だから高専のような実践的な教育機関で、ハードを学び、さらにディープラーニングを習得すれば、新しいアイデアが生まれてくることになる。


大企業に負けない、ユニコーンの登場を期待する。高専から起業され、世界に躍り出る新興企業群を地方が抱えれば、地方創生も可能となる。工業高校や商業高校も生まれ変わるべきだ。普通科は少しだけあれば良い。

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