「失われた20年」OECDが民間賃金の世界比較を発表した。なんと20年間で下落したのは日本だけ-9%と。ブレグジットで揺れる英国87%増。ITの米国76%増。農業国フランス66%増。休みの多いドイツは55%増。韓国でも2.5倍増。中国は言うに及ばず。
景気が悪いから低賃金で働く。これがイノベーションやシステム化を遅らせる。まあいいや。となる。給与が高いと、効率上げないと企業が持たなくなる。
設備投資や教育投資で、新しい仕事を創り出すパワーに欠けている。従って教育も昔のままでいいとなる。世界からは取り残される。
一人当たりの最低賃金が、「あの働かない、すぐさぼる」スペインと同格とは。これは私の経験則だから、必ずしも適切ではないかもしれないが、強い印象を持っている。
世界に遅れるどころか、唯一逆行している実態を政治家は語りたがらない。知らせたくないのだろう。