カリフォルニア州では、世界の62社が認可を受けて公道試験走行をしている。各社とも州に報告義務がある。その集計によると、グーグル系ウェイモがぶっちぎりの独走である。地球50周分のデータを獲得している。
2位以下を大きく突き放し、レベル4は手中に収めたかに見える。大半が米国と中国の企業だ。辛うじて14位日産(昨年6位)、23位トヨタとなる。中国はAIとビックデータに国家を上げて追撃をかける。中国本土では、データ管理のための都市を建設したとか。
データエコノミーは恐ろしい側面を持つ。支配者と被支配者が極度に分離される格差構造だ。データを握るものが大半の利益を争奪し、再投資し、絶対的な優位を守る。兆円単位の研究開発できる企業は限られてくる。
東京オリンピックに沸く日本。果たしてそれで後世に悔いは残らないのか?