ロボット プログラミング 科学教育 岡山市

21世紀に生きる子供たちに伝えておくべきことは

公教育と明確に違った体験型学習(Active learning)を実現するのが私の願いです。未来の創り手となる子ども達に何を準備しなくてはならないのか。児童期の多様性を尊重し、Scientific literacy(科学の論理展開力)の育成を目指します。

キセキの高校   日経新聞の特集が面白い

都立最低の偏差値だった高等学校から、名門大学の合格者が続出。母校に感謝し愛着を持ち、人生の目的も明確になる。「キセキ」だ。


キセキの種は、「哲学対話」というグループ討論だ。数名で90分間テーマを決めて議論する。ルールは「他人の意見の全否定はダメ」だけとか。


結果、相手の意見を読み取り、自分の思考を深め、環境への観察眼が鋭くなる。そして自分を見つめる眼も育つ。


そんな環境を育む母校を愛し、自分の将来を大切に思い、目的を育み、努力を惜しまなくなる。第一志望の大学に入り、将来を夢想し、母校の教育にも参加する。


受験塾に通い、寸暇を惜しんで学ぶことも大切かもしれないが、「なぜ学ぶのか?」を置き去りにして明日が見えるのだろうか?と心配する。素朴な疑問の答えがあるような気がした。

AIに仕事を奪われないために すべきこと

日本は世界で最もAIによる代替可能性が高いとか。勤勉さが仇となっているのだろうか?

しかし、アメリカのラスベガスのように、「ロボット導入反対」と労働組合を先頭にストライキを叫ぶ必要はあるまい。人間の場所は必ず生まれる。


ただ、課題を母国語で「読み解き」「共感する」コミュニケーション能力を持っていればの話だ。さらに数字に対する感性も必要だろう。数と量をイメージできるかが大切だ。この基本をおろそかにして、いくら学んでも将来は暗い。


小学校や中学校の教科書を、一度ゼロから見直してはどうか?ページ数だけが増えている。従って、先生も授業時間を確保する。量を消化することのが目的となる。なのに読解力は確実に下がっている。なぜか?無駄が多いのでは?


経団連の会長が、日本の教育と就職を一度ゼロから考え直す時だと指摘した。20世紀後半の高度成長期の残像が残る社会慣習と制度が、令和の時代の障害となっているからだ。
このままでは、イノベーションは生まれず、人口が減少し、国力が縮み続けるとの危機感からだ。


国語の文法が最低のページ数に減り、課題図書を読んでみなで議論したら、それを発表する授業が大半を占めればどうだろう。同時に科学の評論を読み、皆で夢を語ればどうなるか?要約して書記を務めるのも大切な仕事だ。キーマンとなる。夢想だけでなくロジックのある仮説となる。


どのようなロボットが生まれても、共感をデザインし組織できる人間には勝てない。