地銀の将来は、地銀が作る
全国の地銀の決算が出そろった。貸出利ザヤだけではなく、債券などの運用もピンチだ。地場産業が後継者難で縮小する。地銀も同じく縮小するしかない。遺産の相続人まで都市部に集積する。地方経済は社会資本の老化と少子・高齢化で行き場が無くなりつつあるのだ。データエコノミーは既存の地方小売り業を追い詰める。
金融庁は、地銀の企業への資本参加や出資規制を緩和するとか。畑を自力で耕せとのことだ。これまで傍観者だった地銀が、プレーヤーとなる。「いざ鎌倉」である。実弾が飛びかう実践の場に出向く以上、身構えないと戦死か負傷することになる。
がんばれ地方銀行。