ロボット プログラミング 科学教育 岡山市

21世紀に生きる子供たちに伝えておくべきことは

公教育と明確に違った体験型学習(Active learning)を実現するのが私の願いです。未来の創り手となる子ども達に何を準備しなくてはならないのか。児童期の多様性を尊重し、Scientific literacy(科学の論理展開力)の育成を目指します。

AIによる画像診断支援ソフト 日本発で巻き返す

深層学習などのアルゴリズム(計算手順)で臓器のデジタル画像を分析する。コンピューター断層撮影装置(CT)、磁気共鳴画像装置(MRI)、X線撮影装置、内視鏡などのデータが対象だ。Webの領域で後塵を拝した日本も、産業別データの解析処理では世界に追いつくことができる。


日本のスタートアップ企業「エルピクセル」が、内視鏡画像データの解析ソフトを開発し腫瘍や癌の特定に威力を発揮する。日本得意の光学処理も生かせる領域だ。脳の動脈瘤や癌細胞の特定に、熟練の専門医より10%程度の精度を上回るそうだ。


2022年、AI画像診断に関する世界市場は8600億円と見込まれる。5年前の10倍だ。イノベーションの可能な領域ではあるが、医学生物学とアルゴリズムの両方を要求される。多くの専門家の協業が問われる開発現場であり、臨床の現場も同様だ。


イノベーションを遂行するハイブリッドな人材育成が急務だ。

ラグビー日本代表に日本の目指すべき姿を見た

スコットランド戦は、果敢な前半の攻めと、鉄壁な守りの後半戦と見ごたえ十分な試合だった。アジアの国が、伝統国で占められてきた8強の一角を奪取した。歴史的な快挙だ。


これまで定型的だった日本ラグビーの戦術を、創作的な戦術を加えながら強化したのがジェイミー・ジョセフHCだ。具体化への道のりは険しかった。海外での3年間の遠征でも成果はなかなか出なかった。


国際色豊かなダイバーシティー・マネージメントの組織編制。豊富になった海外での戦歴。それをまとめ上げた繊細で日本的なリーチマイケル主将など。各人の個性が躍動していた。30年間先進国で断トツ最低の成長率に喘ぐ日本社会にとって、仰ぎ見るような姿である。


ラグビー日本代表の雄姿に、21世紀に成長すべき日本の戦術として学ぶべきものがあると感じた。創造的なイノベーションと日本古来の精神性の融和だ。すべて今の日本社会が失ってしまったものだ。国際化へ大きく舵を切る端緒を開いたミスターラグビー平尾誠二氏も彼の世で喜んでいるだろう。彼のオーラはすごかった。