世界からエネルギーと安全保障が問われている
選挙で思いっきり内向き報道に終始するマスコミにあきれ返る。彼らは同時に内外を問う能力を持ちえないのか?
ホルムズ海峡が待ったなしだ。英国はいち早く軍艦を出したが、犠牲を強いられた。米国はシェール革命で、依存度は低下したのでやりたい放題だ。一番依存度が高く、一番無策なのが日本だ。同様に海峡依存の高いインドは護衛艦2隻をペルシャ湾に派遣している。
従来から指摘されている「エネルギーと安全保障」の問題が、なぜ無策のまま放置されるのか? 政策転換で一気に石油依存度を下げるか、購買多様性を高めるか、安全保障を最優先し自衛隊派遣のため法改正するのか。どれも中途半端なままだ。
韓国の問題もしかり、先方は成長しつつも国内に財閥や零細中小群を抱え、教育は反日で歪んでいる。政治は不安定で、大統領は5年任期後に投獄か自殺だ。そのような国に無批判に援助を進める一派もあれば、見下して擁護する人間が後を絶たない。どこかで整理しないと「親日残滓の清算」が声高に連呼される青瓦台の風景は異常だ。普通に対処できないのか?不思議で仕方ない。マレーシアなどと全て同じにすればよいだけだ。何が違うのか?双方に「普通」が嫌な人間が多すぎるのだ。双方の政治やマスコミや知識人にもだ。両国に問題がある。
選挙期間中、日本の視野が閉じたかのようなマスコミ報道も困ったもんだ。中立とか言って上目目線なのが余計に腹立たしい。冷戦の後、世界のデジタル化は新たな利害構造をむき出しにしてきた。いま日本は本気で対峙しないと世界で孤立し後退する。