ロボット プログラミング 科学教育 岡山市

21世紀に生きる子供たちに伝えておくべきことは

公教育と明確に違った体験型学習(Active learning)を実現するのが私の願いです。未来の創り手となる子ども達に何を準備しなくてはならないのか。児童期の多様性を尊重し、Scientific literacy(科学の論理展開力)の育成を目指します。

初等期に最優先すべきことは「読み解く」習慣

相手の利害も踏まえ、他者へ共感しつつ、自らの持論を展開するためには、母国語への深い理解が必要となる。今後の試験の出題も、各科目にわたり長文の課題や統計資料が活用され、多様な読解が求められだす。加えて記述も必須化され、簡潔に論じることの必要性も増す。だが、最近の子供たちの読解力は確実に低下傾向にある。記述にいたっては経験すらない。なぜか?


ゲームやスマホ、音楽やデジタル機器さらにはスポーツなど子供の身の回りに楽しいものは豊富だ。どれも魅力的だ。さらに両親の仕事で海外に移住する機会も多い。母国語の語彙や表現技法を、きれいな形で咀嚼し涵養する時間があまりにも少ないからだ。


第四の産業革命下、AIと対峙する人間の存在そのものを支える基礎的能力を失っては、せっかくの高等教育も花咲かないまま終えてしまう。初等期の優先順位において、精度ある読書は最優先だと、保護者の皆様方に改めて申し述べたい。

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