ロボット プログラミング 科学教育 岡山市

21世紀に生きる子供たちに伝えておくべきことは

公教育と明確に違った体験型学習(Active learning)を実現するのが私の願いです。未来の創り手となる子ども達に何を準備しなくてはならないのか。児童期の多様性を尊重し、Scientific literacy(科学の論理展開力)の育成を目指します。

日増しに進む「古い序列」の崩壊

日本の大手都市銀行や有力地銀が、自前の基幹系システムを放棄し、アマゾンのクラウドシステムに乗り換えを始めた。やられる前に、すり寄っていく。フィンテックは始まったのだ。車と同様に、金融も自前主義を放棄し、大手ITとの連携に走る。母屋まで乗っ取られないよう気を付けないといけない。


インド工科大学の優秀な人材を求めて、欧米各国が競う。マイクロソフトやアマゾン・グーグルなど、初任給が年俸1500万円水準だそうな。日本勢はせいぜい700万円まで。中国でも1000万円と聞く。日本の有名企業は第三群の扱いとなるため、ロシアやベトナム・フィンランドの工科大学へと足を運ばなくてはならない。


世界はクラウド空間と高速通信でネットワーク化され、あらゆる場面にセンサーが装備され、莫大な情報は世界を瞬時に飛び回る。人類は、この100年で全ての事象をデータとして取り込もうとしている。100年前に論文や文献を出版して、図書館にこもった時代の価値は説得力を失った。古い大学は生き残りをかけ変容し、求められる基礎能力も移り変わる。


初等期の教育が、社会経済へ反映される影響が大きいことが判明した。政府は教育無償化で止めるのではなく、この状況を見据えた質の政策が必要となる。教育が20世紀のままだと、子供たちが21世紀の吹きっさらしに放り出されることになる。「ただなら文句を言うな」???質は問題ないのだろうか?

冷房の設置で忙しい現場ではなく、実質的な政策を文科省や教育委員会が寝ずに考えるべきだ。今や、その存在が問われているのだから。審議会からの「激励」だ。

振れの激しい元旦 「昭和の心」と「技術革新の加速」

箱根の往路、第6区。法政の走者を青山学院が追い抜いた。区間新の快走だ。したがって、法政の監督がいる指揮車は青山の指揮車に両選手の直ぐ後方を譲らなくてはならない。速度を落とし譲る間際に法政の監督は車載マイクで叫んだ。「お前の方が速いんだ。引くな。」最後の声援だった。この直後、指揮車は入れ替わった。この情景を見て、不覚にも涙が止まらなくなった。昭和の心だ。この昭和の精算のために平成はあえいだ。にもかかわらず、今上陛下のご苦労を察しながらも、昭和の心は捨てがたい。



一方、31日の紙面で、中国先端技術の圧勝を指摘した日本経済新聞の元旦一面はというと。30年後技術革新により人間の生命は永続すると。「シンギュラリティ―」も8割の若手研究者が実現可能との調査報告。生命科学は人間の存在を激変させる。脳も全ての臓器も再生可能になると。新元号の時代に、生命そのものの在り方が変わるとの記事が躍る。過去30年では考えられない速度で、これからの30年は変わる。泣いている場合ではない。


今後の想像を超える変化に、「昭和の心」は耐えれるのか?
東南海大地震や気候変動も超える、大きな変化が待ち受けている。


シンギュラリティ―:AIが人間の能力を超える現象