知らなかった高卒の就活ルール 一人一社のみ応募可
私が生まれた1950年代のルールが未だ温存されているのを聞いてびっくりした。幼い高校生を守るため教師が選定して一社に絞るという趣旨なのだろうが、あまりに一元的すぎる。職業選択の自由は保障されていない。やる気のある子ほど損をする。
自民党総裁選の中核的議論が地方創生によるアベノミクスの加速だ。では取り残された地方の中小零細をどのように高収益化するのか?具体論は出ていない。
大企業の下請けに甘んじて利益を伸ばせない体質を改善するため、主体的な商品開発をマーケティングするしかないだろう。ならば、技術革新と人材育成だ。
地方の工業高校や商業高校の教育を改め、IOT情報技術やマーケティングを中心とした教科に変え、即戦力として起業させイノベーションを主導させるしかない。企業とコラボした実習活動も演習科目として加え、海外研修も積極的に取り組ませる。
1950年代の学校規範と先生では21世紀は切り開けない。たとえ先生が善良でも無理だ。善良な先生ほど簿記会計を習わせる。だが、それはAIの得意技だ。AIを使う能力教育を実施しないと未来に生きる生徒が不幸だ。
工業高校や商業高校を卒業し、起業化するチャンスは増える。IOT機器の進化で、いまやプレハブ小屋から空飛ぶ車が生まれている。事実だ。ベトナムの大学生に東京大学がロボット競技で完敗した。今やアジアは多様性の「るつぼ」だ。日本の中の単線的ヒエラルキーは崩壊する。多様性の無い一元組織は世界と戦えないからだ。