陸軍的な日本駅伝の情景 世界で評価されない
女子駅伝で、骨折しているにもかかわらず這いつくばってタスキを繋いだ情景を見て感動したなどとのテレビ報道を聞くと、日本帝国陸軍を想起する。
確かに、駅伝競技は日本で生まれ、日本的ではあるが、帝国陸軍的では困る。スポーツは研ぎ澄まされた技能の勝負であり、勝者にも敗者にも輝いて欲しい。
主宰者は、「見世物」として運営するのではなく、競技の管理者として矜持を持ってほしいものだ。興行主では困る。監督の再三に及ぶ棄権通達を棚上げし、見せ場を作った管理の在り方は見苦しい。アマチュアスポーツは一日も早く近代化して欲しいものだ。