ロボット プログラミング 科学教育 岡山市

21世紀に生きる子供たちに伝えておくべきことは

公教育と明確に違った体験型学習(Active learning)を実現するのが私の願いです。未来の創り手となる子ども達に何を準備しなくてはならないのか。児童期の多様性を尊重し、Scientific literacy(科学の論理展開力)の育成を目指します。

「令和」の世に、世界は科学技術の時代となる 日本は? 

平成は、天皇皇后陛下の孤軍奮闘で終わった。大災害や経済の停滞。主力産業の崩壊。ジャパンディスプレー(JDI)を筆頭に、官民連携日の丸企業の完敗であった。唯一世界と対峙したトヨタも、ハイブリッドからEVへのシフト加速と自動化への強豪進出で視界不良となった。


エクソソーム(細胞伝達物質)やDNAの未知の98%分野の解明で、人間の生命は異次元へと進む。医療は旧来の臓器中心の編成から、大きく再編される。この10年の結果だ。
量子コンピューターに代表される量子応用の開発拠点も、国力に直結する課題となる。


その昔、教養の無い大衆迎合の国会議員が「どうして一番でなくてはならないのか?二番じゃあだめなんですか!」と言ったとき、科学技術担当の官僚は反論できなかった。これが日本の不幸の断面だった。一番はデフェクトスタンダードとなり独り勝ちする。二番以下は追随するしかないのが先端技術の世界だ。官僚も世界標準ではなかった。


令和最初のビッグニュースは、ホリエモンの民間ロケット成功だ。10年以上前から民間が主戦場となり、市場規模は加速することを見抜き、「オタク」を集めて牽引する能力には舌を巻く。多能な人だと感心する。唯一の問題は資金とか。


能力のない経営者で停滞する上場会社には、資金だけが膨大に存在する。賃金を上げず、先行投資をしない無能経営の結果として、内部留保は過去最高とか。このアンバランスがもどかしい。ホリエモンのような21世紀人材がJDIにいれば、中国台湾連合に売却されることもなかっただろうに。


令和は、世界中が科学技術の時代となる。生命科学や量子やAIなど実用化され、人間の環境は激変する。できるだけ生きて、その結果を見たいものだ。ただ、日本国が、名実ともに三等国になる日は見たくないのだが。

商業高校や工業高校で起業人を育成する 普通科も

50歳を過ぎて香川大学の大学院でビジネス論を学び、市役所を54歳で早期退職し、起業した人がテレビで紹介されていた。瀬戸内レモンの栽培とその6次産品の企画・販売だ。マーマレードは機内食に採用されたとか。学びが彼の起業マインドを喚起した。


商業・工業高等学校は、起業家を要請するカリキュラムに転換するべきだ、社会産業構造が激変し、社会の就労システムが変わる。これまでの学びは通用しない。
普通科も解体される。無内容な大学教育へ集団進学することの愚をおかすことは無くなるだろう。大切な時間と経費の無駄と判断されだす。


高等学校を卒業して、数年続く投資期間を親の自宅で過ごし、初期投資とリスクを最小に抑える。そして事業の拡大と社員の雇用拡大に備え、軌道に乗ったらあと、大学へ進学するなら意味も出てくる。大学が大学らしくなる。社会人枠は拡大し、リカレント教育が主流となる。


漫然と普通科に進学し、漫然と大学に進学し、漫然と就職するのは困難な時代がすぐそこまで来ている。専門性のない大卒は、初任給も上がらないし、世界からも低位の位置に置かれる。アジアの大学生の質が向上した結果だ。