ロボット プログラミング 科学教育 岡山市

21世紀に生きる子供たちに伝えておくべきことは

公教育と明確に違った体験型学習(Active learning)を実現するのが私の願いです。未来の創り手となる子ども達に何を準備しなくてはならないのか。児童期の多様性を尊重し、Scientific literacy(科学の論理展開力)の育成を目指します。

健康人生90年時代到来 急いで学ばなくても 

中学受験が熱くなっている。中高一貫がそれに拍車をかける。それにも一理はある。数学などの基礎的学習姿勢は、小学校で決まる。この時、考える癖を身に着けると中高の理解が深くなる。したがって、一般的に一貫校の友達の「質」?も高くなる。


私は、数学に関しては小中遊び倒したツケが後できた。大学受験時の参考書頼りの集中勉強は、どうしても暗記的理解に傾く。一気呵成に丸呑みすると、理解が浅い。本格的な応用問題に弱くなる。かくして、第一志望を逃した。今でも心の傷だ。


しかしである。第四の産業革命期、産業社会は構造変化する。終身雇用も変質し、働き方の形態も多様化する。同時に階層性組織が瓦解する。課長-次長-部長などとハンコをつく会社は衰退する。共同起業も選択肢に上がる。


中学受験に勝利して優秀な子供との集団で競争し、高偏差大学へ入学。有名企業や高級官僚への道を進む。悪くない。しかし、健康人生90年。50歳で勝負がつく組織暮らしもいつかは終わる。あと40年なにするか。


人間国宝なら90年一本筋も可能だが、サラリーマンではそうはいかない。ゆっくり考えながら進むもよし、一度起業して失敗して、気づいた後大学で学ぶのが効率的ではある。
「最短・最速昇進」などは一瞬の価値だ。その時歌舞くのも良い思い出だが、一瞬だ。


じっくり・ゆっくり・たゆみなく前進し、時には後退しても学ぶ。その時の時代の進捗に合わせて柔軟に働くのもありだと思う。ポキッと折れる硬直した一元的な人生は苦しいだけだ。

安倍総理の偉業「インド・太平洋構想」が現実に

2016年8月アフリカでの開発会議で、安倍総理が「自由で開かれたインド・太平洋構想」を発表した。当時アメリカ大統領は、政治音痴のオバマ大統領だった。国務長官も外交音痴で有名で、米国は無反応。中国だけが「一帯一路構想」に驀進していた。


当時米国議会も、中国への警戒は一部で、民主党を中心に中国マネーもばらまかれていた。オーストラリアは中国市場に目がくらみ、日本に同意しなかった。マレーシアなども中国になびき、韓国や台湾も同調していた。安倍構想は孤独であった。


時は今、中国覇権に気づき、米国は国家の威信をかけて超党派で「インド・太平洋構想」に乗った。米国の軍事政策も軌を一に台湾やオーストラリアにアプローチをかける。ASEANは米国海軍との合同演習を開始した。香港問題で、英国もフランスも艦艇を送り出した。海千山千のインド首相だが、懐は深い。


安倍外交の「常任理事国入り」などの政策に危険を感じるものの、今回の「インド・太平洋構想 安倍ドクトリン」の潮流は、自由主義陣営の久々の連携である。米国離脱後のTPPを維持し、この構想を掲げ、米国・インド・オーストラリア・台湾・ASEANを引っ張る政治的リーダーシップは日本の誇りとすべきものだと思う。


日本のマスコミも、是々非々で事実に即して称賛したらどうか?素直にすごいと思う。