ロボット プログラミング 科学教育 岡山市

21世紀に生きる子供たちに伝えておくべきことは

公教育と明確に違った体験型学習(Active learning)を実現するのが私の願いです。未来の創り手となる子ども達に何を準備しなくてはならないのか。児童期の多様性を尊重し、Scientific literacy(科学の論理展開力)の育成を目指します。

技術革新が速すぎるこの5年間 プログラミング教室

先日、当塾プログラミング教室10月第9期生の講座説明会を開いた。説明では、5年前からアメリカの動画を紹介してきた。IT企業の幹部がプログラミングに初めて接した時を語っているショートムービーだ。6歳から8歳くらいの話が多い。妹を楽しませるためにとか動機は様々だ。そして、彼ら彼女たちは世界を動かしている。世界何十億の人々に影響を与えている。「医者になるにもロックスターになるにもアルゴリズムを知ることは大切」と訴えているのだ。
あれから5年(動画はその時制作後3年を経ていた)予想していたよりはるかに速いスピードで世界は変わっている。自動運転も当時2030年代と言っていたのが17年高速道路で自動化、2020年代の早々に市街地のタクシーやバスが実用化される。日本は法改正の遅れでもたついているが、アメリカではGoogle傘下の企業が600台市街地走行の実験を進めている。電気自動車テスラなどもそれを追う。最近の話題は空飛ぶ車が中心だ。空飛ぶ白バイはドバイで実用化とか。
8年前、アメリカでは情報技術のエンジニアが100万人不足すると民間企業が訴えた。公教育でなぜプログラミングを教えないのかと話題になった。そのころ、イスラエルでは高等学校で必須科目にし、全国の学校の教師を再教育する情報技術教育センターを設立した。今や、イスラエルはナスダック上場の新興IT企業の数NO.2だ。AIによる認知機能で世界的に有名な企業も生まれた。
今や、米・中は技術革新の覇権争いで宇宙軍の創設や経済紛争を本気でやっている。全て中国の掲げた「製造2025」政策が原因だ。イノベーションの中核を中国が全てアメリカに変わって担うといったものだ。一周半遅れの感のある日本も、そろそろおしりに火が付き始めた。ならいいのだが?人材の育成が国家の命運を決める。

闘魂と金とアマスポーツと 科学の眼では 

夏の高校野球は、秋田の農業高校の話題で沸騰した。優勝校も影が薄く気の毒だった。


「腕も折れよと投げぬく闘志」「思い込んだら試練の道を」昭和の雰囲気満載だ。
天災ともいえる異常気象の中、成長途上の才能に連投を強いる劇場的演出は?決勝戦で力尽きる結末は20世紀昭和の情景だ。アメリカでは早々に、競技の主催側からにストップが出ているはずだ。
朝日新聞社も高野連も、21世紀の頭に切り替えたらどうか?「星一徹」や「飛馬」は我々の心に残るだけで、電柱の影から心配そうに見守る「姉」も昭和の遺構であろう。
有能な逸材の可能性を犠牲にしてまで熱狂する教育的価値は無い。


また、東京オリンピックの開催期間も理解に苦しむ。世界から逸材を招いて、常軌を逸した環境で、極限に挑む必要がどこにあるのか? コストもかさむ。リスクも大きい。
なにより競技者ファーストになっていない。
全米キー局の夏期番組編成問題とからんだお金の話と聞く。もし事実なら、オリンピックも政治と金まみれとなる。ならば、世界選手権やワールドカップで十分ではないか?純粋にスポーツを謳歌できる。


20世紀的思考に違和感を感じる、異常気象関連の話題である。