崩れる銀行独占 フィンテック企業の金融情報への浸透
融資は銀行の独壇場だった。しかし、財務会計ソフトのフィンテック企業がリアルデータをもとにAI活用の融資審査を進めつつある。まだ、脅威とまでいかない。なぜなら、彼らに遠慮が見える。日本の忖度文化だ。これで常に成長が遅れるのだが。
しかし、外資はそうはいかない。とどめを刺しに来る。日本の独立系ファンドも財務諸表をAIで分析し、最大2億円の融資を2週間以内に決定する業務を開始したとか。弁護士業務ですらAI代価が可能になった。人間の弁護士は結果を監督する位置に移動するのだとか。財務ソフトからデータを転送し、2週間後には2億円の融資が出る。
何度も足を運び、書類の山を作り、事業者にも計画を書かせては修正し、「本店が、本店が」と言い募る昔風の銀行融資風景は消えていく。生産性は上がるが、古い風景は霧散していく。余剰人員の再教育が必要な時代になる。
機械学習の数学など学ぶべきものは多い。さらに「Python」などAI言語を学べば高給取りに変身できる。世の中捨てたもんじゃない。がんばれ40~50代。健康人生90年だ。残り半世紀近くあるのだ。死ぬまで勉強だ。