やっと日本政府もAI立国を宣言 先進国ではビリ
アベノミクスのアキレス腱「成長戦略の柱」がやっと宣言された。とにかく遅い。
1.高等教育改革
・大学入試の全学部に「数学」を課す
・理数統計とデータサイエンス教育を大学の全学部に必修化する
・大卒時にIT能力の統一測定を実施
2.研究環境の投資
・世界から人材を集める魅力ある研究環境
3.社会改革
・金融や健康医療や介護や農業分野へのAI活用研究と投資の促進
フィンテックや創薬支援とデジタル診療の支援
農業の高度技術のデータ化と創業支援などなど
第四の産業革命の世紀にあって、IOTとAIなどの科学技術と独裁国家は親和性が高い。北朝鮮や中国を見れば明らかだ。民主国家は、国を挙げてそれに対抗するしかない。
今現在、大学のシステム工学の学部生の習熟レベルは個人の努力次第となっている。イスラエルの高校生より幼稚だ。大学院でやっと学ぶレベルだ。
この遅れを取り戻すには、3年で国策としてやりきらなくてはなるまい。役所も一番遅れた領域となっている。法人登記がこれほど時間と手間がかかる国もめずらしいし、書類の海に生きる官僚は、若手がドンドン転職している。優秀な人材ほど見限っているのが霞が関の現実だ。行政府は全ての手続きを電子化する法案を準備し、電子政府を樹立すべきだ。当然個人情報の保護とセキュリティーも最先端でなくてはならない。
その昔、「二番じゃダメなんですか?」と科学技術の予算を議論した議員がいた。科学技術、特にデータサイエンスは一番の総取りだ。二番以下の展開は百番と変わらない。