3.11 6年経った今
6年前の今夜、東京日本橋のビルに避難していた妹に、携帯メールで情報を送っていた。会話だと電池を消耗してしまうからだ。
あれから6年。
疎開して来た家庭のお子さん。レインコートと長靴の幼い子供も今は中学生となった。
NHK特集で、帰還のままならない現状と分断されていく共同体の悲哀を知った。
自分たちの行為は変えず、名前だけ変えた「民進党」。人任せの被害者面する「東京電力」。再利用できない核廃棄物や処理できない汚染物の展望もないのに、原子力を守る「政府・自民党」。すべて説明がないままだ。
帰還できず、農業・畜産への復帰も絶えた人々の、郷里への思慕を思う。
官僚は法的根拠だけ求める。あまりに乖離がある。
再生が不能な技術へ、何故そこまで執着するのか。
国防のためなら、その方が理解できる。民生に何のメリットがあるのか?
金は、びっくるするほど高コストだ。メリットは、目先の電力会社の決算対策程度。
今の福島を見れば、誰も払えないほどの高コストだ。しかも、何十年何百年続くか分からない。