scholarの志 ロボット プログラミング 科学教育 

公教育と明確に違った体験型学習(Active learning)を実現するのが私の願いです。未来の創り手となる子ども達に何を準備しなくてはならないのか。児童期の多様性を尊重し、Scientific literacy(科学の論理展開力)の育成を目指します。岡山理科学館に協賛し、地域から世界に飛躍する人材を育てます。

「初等教育」と「土作り」

日本テレビの鉄腕ダッシュを毎週見ている。「ダッシュ海岸」がお目当てだった。最近、新宿に「人と自然の共生」を実現するプロジェクトが加わった。これが面白い。
新宿の沼地にあった土は、昔の富士の火山灰がそのまま残っていて、乾燥すると岩盤となり、砕くと砂のようで、植物を育てるのに不適合。それを、豊かな土にかえるのが「ミミズ」の機能だと紹介する。ミミズの体内で、火山灰はアルギン酸を得て細粒化する。このことで、ふかふかしたソフトな土に生まれ変わるのだ。同時に有益なバクテリアなどの温床にもなる。
番組では、ラーメン屋の出汁を取った昆布からアルギン酸を抽出し、火山灰土を細粒化土に変えて見せる。カブトムシも好む柔らかな土だ。ミミズとバクテリアは、モグラが喜ぶ楽園を土の中で実現する。
生物多様性や生態系の意味は、このあと学習すればよい。まずは、現実の自然から学ぶべきだ。素敵な企画だと思う。思うに初等教育も、この「土作り」と似ている。
初等期から早く効率的な学習に明け暮れると、大学以降の高等教育の場で、水はけの早い、栄養の少ない、痩せた土のような人間になりはすまいか心配だ。最近名門大学や医学部の学生不祥事が報道されるたびに、その内容の稚拙さ幼さに驚愕する。共通するのが生物としての劣化だ。
柔らかく、水持ちがよく、根が張りやすく、バクテリアが活躍しやすい豊かな土に育て上げる必要がある。人間も一緒ではなかろうか。高等教育で主体的に学習する、その動機や情熱を醸成する期間は、初等中等期が担う重要な役割だ。
ただ、「なにをのんきなことを」「灘中学に入学することがそれを解決する」とお考えの向きには、反論する気もなく、十人十色となる。まさに生物多様性。豊かな社会だ。
#ロボット教室プログラミング教室



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