ロボット プログラミング 科学教育 岡山市

21世紀に生きる子供たちに伝えておくべきことは

公教育と明確に違った体験型学習(Active learning)を実現するのが私の願いです。未来の創り手となる子ども達に何を準備しなくてはならないのか。児童期の多様性を尊重し、Scientific literacy(科学の論理展開力)の育成を目指します。

ちょっとまずいですよ 日本の大人たち 

以前ここで、英語民間検定の大学入試採用に校長会が否定的なことを批判したら、文科省の段取りが悪いとの指摘が出てきた。民間試験団体は通常、願書を受領してから地域別の会場を段取る。親方日の丸ではない以上仕方ない。ところが、高等学校は前年の8月から受験指導がある。細かい段取りを指導する必要があるとのことだ。


従って、全国高等学校長協会は、8月までに詳細なスケジュールを確定して欲しいと文科省に請願していたとのことだ。それが実現されず、延期要請となったとか。5年以上前から決まっていたことが、いまさらゴタゴタしている理由だ。


消費財メーカーの東京本社で、私はアメリカのIMG社(スポーツマネージメント)と商標の極東の使用許諾権を更新する交渉を担当した。40年近く続いた契約は、日本国内で衰退し、韓国と台湾では生き延びていた。日本市場の再生計画なしに、契約の更新はなかった。IMG社は他社に移譲する検討も並行して行っていた。2年間にわたるタフな交渉が続いた。ゴールデンウィーク6日間英文の契約書に埋もれていたのを思い出す。


結果だけ言うと、基本契約料を4億円値切って、さらに権利の中身を増やして5年間の再契約が実現した。中国を除く極東の全域を守った。なぜか、東京起点でのリニューアルの実験に成功し、メディアの追い風に乗ったからだ。ただ、日本の当社既存事業は、全てリストラした。社内は敵だらけとなった。味方は都銀の本部だけだった。


今も私の部屋には、IMG社からの感謝の額が飾られている。その後、韓国や台湾の合弁先財閥ともサブライセンスの再契約の交渉に臨んだ。困難な交渉であった。しかし、日本の市場評価を背景に、100%飲み込んでもらった。合弁先からの収益は年間1億円以上増えた。


今、子供のプログラミング教育に熱を入れるのは、問題解決能力の基礎を磨くのに最適だと感じるからだ。データを解析したのち事象をモデル化し、アルゴリズムを使って課題に向けた演繹推論をする。あとはPDCAのサイクルで実行修正あるのみだ。「志」もあればなお結構。


世界で認められる人間とはそういう人だ。文科省の役人や校長先生もプログラミングを一から勉強したらどうだろうか?問題解決能力が上がると思うのだが。英国やハンガリー・ロシアなどは5~7歳で「デバッグ」を体験するそうです。やばいですよ、日本の大人たち。

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