雇用が変わったのに変わらない学校は終わる。
5G(第五世代移動通信システム) 自動運転や遠隔医療や遠隔操縦・観戦・授業が実現される。夢であったものが、実際の産業社会に登場してくるのだ。VRや3Dmapが武器となる日が来た。
AIと相まって雇用は激変する、旧来の事務系やサービス業務はリストラの嵐にさらされ、高度技術人財は50万人から80万人不足する。専門の教員も外国に依存することとなる。社会人のデータサイエンス再教育も大きな雇用課題となる。
なのに、大学は変わろうとしない。従って、初等中等学校も穏やかな変化しかできない。
多くの大学は日本社会のお荷物になる可能性がある。大学経営者にその自覚が希薄だ。
東京6大学の立教大学が、人工知能やデータサイエンスに特化した大学院を設置する。そして、全学部の各専門領域にAIなどデータサイエンスの科目を横断的に配置し、文理の垣根を取り払う。さらに、産学連携による社会実装を実現し、現役のAIエンジニアが教壇に立ち、共同研究を進める。また、夜間の社会人修士取得を支援し、AI人材を拡大する。生き残りにかける大学の気迫が伝わる。
日本の並みの法学・経済学・商学部を卒業しても、ミスマッチにより就職は困難になるだろう。それが次世代の産業社会だ。そこへ韓国やシンガポールなどからAI人材がなだれ込む。アジアの諸国の工科大学のレベルは、日本の一般大学を凌ぐ力を既に持つ。従来の枠を維持する大学への進学は費用対効果が怪しくなる。学費だけは高い。時間も浪費する。