ロボット プログラミング 科学教育 岡山市

21世紀に生きる子供たちに伝えておくべきことは

公教育と明確に違った体験型学習(Active learning)を実現するのが私の願いです。未来の創り手となる子ども達に何を準備しなくてはならないのか。児童期の多様性を尊重し、Scientific literacy(科学の論理展開力)の育成を目指します。

NHK大河がダメで、ぽつんと一軒家が絶好調なのは

昨日の日曜日「ぽつんと一軒家」が20%近い視聴率を獲得した。驚きの記録だ。一方NHK大河は一桁に沈んでいるとか。大河の常連である私も、今回だけは見ていない。我が家の家族も、昨日は「ぽつんと」を見ていた。面白かったとの感想だ。


2020年東京オリンピックを意識して好機ととらえたのだろうが、そもそも1964年の東京オリンピックと同列に認識したところで、齟齬が生まれている。当時日本は、敗戦の後の朝鮮特需を追い風に、復興の熱が高まっていた。国際社会に再度復帰し、国民の自信を取り戻すために東京オリンピックの意味は計り知れないものがあった。時は今、季節は初秋。運動の秋10月開催だった。


2020年、夏季オリンピックは灼熱地獄の東京ビル群の中で開催される。時は金。季節は真夏である。世界の貴族階級の組織委員会は、巨額の金で動き。開催国の責任者は、常に金銭問題で刑事訴追される。金まみれの誘致合戦だ。さすがに、手を上げる都市が無くなると、IOCは経費削減を唱えだした。2~3兆で、あと1兆円。


アスリートを無視した灼熱開催は、ドル箱である全米キー局の閑散期対策として必要な開催期間だからだ。1964年が秋で、異常気温の21世紀がなぜ盛夏なのか?子供が考えても異常としか思えない。時代とすれ違っている。


一方対極にあるのが「ぽつんと一軒家」だ。生まれ育った実家であったり、手作りの小屋であったり、人生の最後を自然と共に静かに過ごす生き様を描いている。制作側の忖度がない分、きわめて自然に伝わってくる。人生100年時代も透けて見えてくる。


時代を感じることが大河ドラマの命とするなら、今回の大河には多くの名優がひしめく以外のものがないのだろう。豪華な朝ドラみたいに見える。時代が反映されていない。

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