NTT西日本 優越的地位の乱用 塾移転の番外編
この度の塾移転では、多くの関係先との交渉が大変な負担となった。当然工程の合理的な運営はコストと連動するし、各業者の工事品質にもつながる。一部の遅滞は多くの混乱を招く。
そこで、一番頭を悩ませたのがNTT西日本だ。11月の下旬に配線工事の見積もりと電気設備の更新を計画する際、NTT西日本116番に相談した。光ケーブルの配線の段取りなしでは全体の設計ができないからだ。
「電話回線の切り替えが申し込まれないと調査はできません」
「新規に申し込まれると、従来の電話番号は使えません」
「今の段階では、詳細は申し上げられません」
「12月は工事日が空いています。引っ越し日の確定後で対応可能です」と。
やむなく、光ケーブルを除く電気系統の配線工事を優先した。
その折、配線業者は事後のNTT下請けの業務の困難さを指摘した。今回のように配線や床工事が全て終わった後、派遣されて煮え湯を何度も飲まされたとのこと。なるほどうなずける。
そして、引っ越し日も確定し12月12日に申し出た。この時も、電話での対応が不確定なのでネット申し込みしようとして、入力内容での質問をしたら「たらい回しに」された。やむなく116-116で電話申し込みをした。「追ってお知らせします」とのこと。
5日後夕刻連絡がきた。「現在調査中で、引っ越し日の後の使用が見通せません」と。全て不確定な状態ですと。床工事が始まりどんどん困難になると状況を再度説明したが、「設備と協議します」だけだった。
ゴングはなった。関係者にこれ以上迷惑はかけれないし、移設後の通信が見通せない。非常事態だ。
総務省にも調査依頼を申し出る。電話回線でこれほどまでに足をすくわれるとは思わなかった。痛恨事だ。
情報通信の時代、5Gの基本技術を独占するグループがこの実態では公正な取引は担保されないし、日本の成長の足かせになる。議会ももう少し実社会に根差した活動ができないものかと思う。