危機に瀕するお家芸 ロボット研究でも陥落
東京大学が1位を確保していたロボット研究論文で、2012年~16年集計で8位に転落した。中国と米国と仏の大学が上位独占となっている。国別では、米国・中国圧勝に続き、ドイツが猛追。日本は4位に。英国がひたひたと追い上げる。
枠組みを変えて、再編成しないと国際競争に勝てない。国立大学も法人統合して再編を企画している。文科省も後押ししている。しかし、「規模の経済」のみでは合理化さえできまい。
文理を再編し、取得カリキュラムの編成軸を国際化する。同時に得意分野に特化したり、学際的なジャンルに積極的に取り組むなど大胆な改編が必要だ。先生が変われば、受験も変わり、自ずと学生も変わる。