ロボット プログラミング 科学教育 岡山市

21世紀に生きる子供たちに伝えておくべきことは

公教育と明確に違った体験型学習(Active learning)を実現するのが私の願いです。未来の創り手となる子ども達に何を準備しなくてはならないのか。児童期の多様性を尊重し、Scientific literacy(科学の論理展開力)の育成を目指します。

あの日本人は 何処へ 後藤新平を思う

昨今ニュースでは、日本行政府の倫理が問われている。官僚の中の官僚 旧大蔵省が自殺者まで出す混乱を露呈した。こんな時、後藤新平を思う。


台湾総督府民政長官、満鉄初代総裁、そして関東大震災の折の帝都復興計画立案者としてアジアの近代化に貢献した日本人だ。
台湾での殖産興業や首都東京の青写真を描いた構想力。日清露三国の協調を夢想した理念。全てにおいて逸材であった。私の丁度100歳年上の日本人である。


100年間で日本人は変わってしまったのか?
太平洋戦争の終戦を迎えた日、司馬遼太郎は「なぜ日本人はこのような愚かな敗け方をしたのか?」と自らに問うた。


後藤新平の最後の言葉は印象に残る。
「よく聞け。金を残して死ぬ者は下、仕事を残して死ぬ者は中、人を残して死ぬ者は上」

企業の採用に異変 イノベーションの予兆

大手金融機関は、デジタルと金融の融合による「フィンテック」に揺れている。人口減少やマイナス金利にとどまらず、異業種参入を可能にする電子取引の時代への対応に苦慮している。多くの店舗やATMは不要となる。大きな組織ほど次世代には重荷となる。


先ずは、事務や窓口業務の大幅な採用減だ。AIが取って代る。続いてSTEM人材の積極採用。ビックデータの解析など情報処理は中核の業務となる。向かう相手はGoogleやAmazonだ。そして、「一芸入社」。芸術や科学技術やボランティアの分野で、国際水準の成果をあげた人材の積極活用となる。ひと昔まえの、「ジェネラリスト=組織人」の大量採用は瓦解する。国際競争力を創出するためには、避けれない現実だ。


人の能力を多様な基準で評価し、異才を育てる環境が整うことは喜ばしいことだと思う。
偏差値に自信のある日本の名門大学生が、ウォール街でディーラーとして無力のまま帰国することを思うと。これからの日本の教育の現場に、少なからず反映されることを祈るばかりだ。