愛国とは 稲田防衛大臣に思う
保守の論客として、安倍総理大臣の期待を担った稲田氏が辞任する。
教育勅語や愛国を語る弁護士だと記憶している。
特別防衛監察とは、防衛施設庁の不祥事で自浄作用を発揮できなかった教訓をもとに新設された大臣直轄の機能だ。国民の自衛隊に対する信頼を一身に背負う本部だ。しかし、政務三役は対象から外れている。ここに付け込んで、この機能を隠れ蓑にしようと判断したとしたら国家に対する反逆だ。国防組織は著しく傷つく。
また、東京都議会選挙で自衛隊を選挙に利用した行為は、国防を落としめすもので、自衛隊の政治的中立を著しく棄損させ、国民に不安を与えた。
太平洋戦争で、国民に過酷な犠牲を強い、責任ある判断のない愚かな敗戦を迎えた歴史を学習していたのだろうか?司法試験に受かることに集中し、歴史は学ばなかったのだろうか?文民統制は歴史の知恵だ。これが、危機に瀕している。
「愛国」「靖国」「教育勅語」を乱発する稲田氏の国防への忠誠心は感じられない。防衛大臣には、国土と国民を愛する人になってもらいたい。北朝鮮や中国やロシアに近接する国が日本国なのだから。