社会に出て役立つ能力 育成しましょう
IQや偏差値は見える力です。これが必ずしも社会人としての基礎指数にならないという事実があります。特に、価値が乱立し、多様化した国際社会では顕著に出ます。この見えない能力が「非認知能力」として問われ始めています。
ヘックマンの著書など最近の教育論を読むと、IQよりもむしろ、この非認知能力が社会的成功に結びつきやすく、また、幼児期のしつけ、就学前教育に質のよい介入をすることが、この非認知能力を高めるとされています。従って、2020年からの大学入試でも、この非認知能力を評価の対象とすることが決まっています。
プログラミング教室で、アシスタントの学生講師と子供たちに、「課題コースはテキストを無視していいよ。自分たちで自由に組んでご覧。」と投げかけると、一番当惑したのが国立大学の学生だったことがありました。これには、言った私自身が当惑しました。
ロボット教室で、個人発表の時間があります。いつも良くしゃべる子に限って躊躇します。なぜかと問うと。優れた点が無いので、何を話したら良いのか分からないと答えます。優れた点だけ話す必要がどこにあるのか問いかけると、驚いています。いつから発表は、優位のみ話す場となったのか?今の学校では失敗話は発表できないのか不思議になります。
仮説を立て、トライし、失敗する。そこから問題点を抽出する。できなければ、皆に発表し他者から指摘なり応援を得る。失敗に寛容な学習環境が必要です。それを放置することこそ最悪だと指導すべきだと考えます。科学の成功は、多くの失敗を肥やしにしてきました。当塾では、互いを意識し、他者との協業のなかで、一つではない解を求めてほしい。部分最適・全体最適の存在を教えたいと思います。
#ロボットプログラミング