ロボット プログラミング 科学教育 岡山市

21世紀に生きる子供たちに伝えておくべきことは

公教育と明確に違った体験型学習(Active learning)を実現するのが私の願いです。未来の創り手となる子ども達に何を準備しなくてはならないのか。児童期の多様性を尊重し、Scientific literacy(科学の論理展開力)の育成を目指します。

進学塾へ行くと 「変なくせがつく?」

当塾には、年中さんから中学2年生くらいまでの子供が通って来る。受験指導をしないのは設立からの理念だが、世界標準の「リテラシー」育成に情熱を注いでいる。子供は十人十色だ。以前よりは、試験制度も当塾との距離を詰めてきているようだ。


おかげさまで、当塾から付属福山や岡大付属・大安寺中等部などに進学し、今でもプログラミングや速聴読へ通ってくれている子供も多い。もちろん県外留学組もいる。しかし、当塾では偏差値は禁句。どう考えたか?どう学ぶか?事実は?他人に頼らず自力解決を目標としている。有名校に合格しても語らない雰囲気があり。あとで人づてに聞くことが多い。


小学4年生で、相対性理論と特殊相対性理論の違いを尋ね、数学者のその解説書を読むほどの生徒がいる。当方も困惑し、科学雑誌を貸すと喜んで持ち帰る。好奇心と積極的な姿勢が印象的なこどもだった。ところが、
年末から進学塾のウェートを一気に高め、プログラミングも振替授業が多くなった。先週久しぶりに授業をしたら、「先生」「先生」とやたら結論を聞きたがる。また、すぐ過去の資料を見る。読解して仮説しないと、過去の何が必要か分からないだろうに。


その子の変貌ぶりには驚かされた。しかし、このような事例は意外と多い。新共通試験は「読み解いて、簡潔論理的に述べる」方向に戻りつつある。昔は論述は必須だった。今後もセンター試験とやらに麻痺した後遺症は続くのだろうか?21世紀には桎梏となるだろう。なぜなら、「知の標準化」など、データエコノミーではAIより劣ることを意味するからだ。

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