ロボット プログラミング 科学教育 岡山市

21世紀に生きる子供たちに伝えておくべきことは

公教育と明確に違った体験型学習(Active learning)を実現するのが私の願いです。未来の創り手となる子ども達に何を準備しなくてはならないのか。児童期の多様性を尊重し、Scientific literacy(科学の論理展開力)の育成を目指します。

ソーシャル・ビジネス・プログラム 高等学校を地域の核に

地域の抱える課題を解決するビジネスアイデアを教育演習に取り入れる。すばらしい。
これまでの家庭科や技術の世界が、一瞬に未来プログラムへと変貌する。
仲間や地域の大人と協業する中で、社会にコミットし自らも確認できる。社会へのアクセスにより、郷土を知り、その可能性を考える有効な教育プログラムだ。


地方の高校を卒業し、無自覚に都会に出る。進学・就職それぞれの可能性を求めてのことだが、20世紀後進国的と批判されても仕方がない。特に工業高校や商業高校を卒業して、地域で起業する若者が必要だ。地域を興し、人生を豊かにする選択は多様にあるはず。しかし、そのためには従来の「均一労働者」思考から「起業家」思考に転換が必要だ。創造こそ付加価値の源泉だ。6次産業など多様に可能性は眠っている。


クラボウ(倉敷紡績)大原氏が作った名門企業だ。日本の殖産興業近代化をリードした会社だ。その役員から聞いた話だが、その昔大卒が貴重な時代、倉敷紡績に入社した新卒は本社敷地に寄宿し、大きな銀杏の木から取れる銀杏を加工し、全国の料亭などに販売したという。加工技術も販路も歴代の先輩から受け継ぎ改良を加え、より生産性を高め、現金回収まで自力でこなす1年間の工程だ。その収益金を皆で好きに自己研鑽に使ったと聞く。


「人財の大原」 人の育成を第一に、近代を切り開いた大原財閥の家訓に沿った教育であった。そして社員たちは世界に飛び立っていく。私が出会った役員は、世界各国の産地直結の紡績プラントを開発してきた達人であった。


これを、地域で、高等学校で実践すれば21世紀教育となる。奇抜なことではない。岡山が生んだお家芸だと思えば良いのだ。まさに王道教育だ。

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