技術力の低下 10年後中国・インドに抜かれる
2018年「研究開発に関する調査」報告書が公表された。日本の主要企業のアンケートだ。問題なのは、ITや機械・造船・素材の劣化を多く指摘していることだ。我が国のお家芸のはずだ。品質管理のねつ造だけではなく、技術力そのものに影が差した。
今や、ITやバイオでも年間1兆円以上の研究開発費をねん出しないと世界の競争から脱落する。日本では、唯一トヨタが1兆8百億だ。
「営利目的のための使用をお断りします。」「学問の自由」などと20世紀の殻から抜け出せない大学は期待されていない。産学官の積極的な協業こそ求められている。スタンフォードのような自由な思考・進取の気質を先鋭化する国際標準の大学が生まれ、日本を支えることを期待してやまない。
10年後社会に出る子供たちの母国が、アジア主要国の後塵を拝することだけは避けたい。がんばれ日本。