ロボット プログラミング 科学教育 岡山市

21世紀に生きる子供たちに伝えておくべきことは

公教育と明確に違った体験型学習(Active learning)を実現するのが私の願いです。未来の創り手となる子ども達に何を準備しなくてはならないのか。児童期の多様性を尊重し、Scientific literacy(科学の論理展開力)の育成を目指します。

堤防の崩壊は常態化する すべての場面で

地球規模の気候変動は、専門家の予測を前倒ししている。将来予測が今起きてしまう。日本の風土は温帯の気候で形成されたが、亜熱帯と化した。これまでの経験則が通じない。
今回の豪雨は常態化する。日本の四季は変わる。


同じことが経済社会にも言える。日本のキャッシュレスは1割を超える程度だが、中国やアメリカは6割を超える。第四次産業革命の中核をなす「金融サービス」が堤防を越えて拡大する。「銀行業」が消滅する。日本の「家電業界」が消滅するように。「自動車メーカー」も消滅する。昔の形では生き残れない。


世界で最も保守的で、変化を嫌う日本の消費風土が延命要因ではあるが、確実に進行し、そのプラットフォーマーが世界を支配する。アメリカと中国の貿易戦争は表層で、内実は「中国製造2025」ドイツ「インダストリー4.0」に対する米国の反撃だ。21世紀の覇権争いだ。宇宙空間にも及ぶ。


我々が知るべき正確な情報の取捨選択を怠らないようにしないと。テレビ報道は日本で危険なレベルにある。世界や国家の重要事項は伝えず、タイの洞窟少年の救出と映画化を各局報道する。テレビ報道の実務者は、日本がいま世界で置かれている立場すら理解できていない。「国境なき記者団」の評価で、報道自由度61位。韓国やチリより低い評価は現実だ。「公共性の高い情報」が和歌山の老人の変死やタイの救助の映画化ではないはずだ。国難ともいえる情報の劣化がそこにある。テレビ報道も遠からず衰退する。


仮説検証能力を伴う「科学の素養」を育て、「情報リテラシー」をもとに、社会にコミットし発言できる次世代を育てなくては日本の将来は危うい。

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