プログラミングが大学入試科目に 一周半遅れの日本
高大接続改革の一環として「大学入試共通テスト」が準備されている。その科目に「プログラミング」「情報処理」が検討されている。IOT革命の中核をなす情報処理技術。ビッグデータを支配するものが世界を支配する。
高等学校でもやっと2022年度から「情報Ⅰ」として共通必修化が計画された。試験そのものもCBT方式でパソコンを使うわけで、「読み、書き、そろばん」同等となる。
データサイエンティストと呼ばれる技術者群は、国内で近年80万人とも100万人ともいわれる規模で不足する。雇用条件はうなぎ登り、破格の扱いだ。
米国やイスラエルなどと比べると、10年近く遅れることとなる。既存勢力のない中国やインドさらには韓国よりも遅れている。世界標準より一周半遅れての出発だ。東京オリンピックに沸くより、もっと国家が力を入れる競争がそこにある。
がんばれニッポン! 国際情報技術競争