激動の21世紀と泰明小学校
1980年代銀座での帰り道、飲食街の裏のこの小学校の近くでタクシーを待ったものだ。
あの時、米国のGM(ゼネラル・モーターズ)やGE(ジェネラル・エレクトリック)そしてIBMは輝いていた。その優秀な経営者の著作が書店を飾っていた。
しかし、今や解体の危機にある。拠って立つ事業そのものが失速しているからだ。
新たにプラットフォーマーとして躍進するのが、アマゾン・グーグルなどだ。世界の巨人となりつつある。
アジアでも、台頭する中国企業群やそれを超える可能性のあるインド。インドネシアやマレーシア・シンガポールの成長も著しい。大学ランキングでは常にシンガポール国立大学がアジアの頂点にいる。
一方、停滞する国内の中でもフィンテックにより金融界に激震が走る。エネルギーやIOTのイノベーションは、社会・経済・産業構造を異質のレベルへと導くだろう。
地球温暖化と異常気象。宇宙開発とその共同利用。人口爆発と食糧問題。21世紀を生きる子供たちに今何を準備すべきなのか?競争も国境を超えたものとなる。
そこで、その泰明小学校の標準服問題だ。アルマーニで8万円と。理由が銀座での「服育」だそうな。戦後育まれた鎖国的「たこつぼ」教育界の象徴のような話だ。
その校長は独立して、私学を開き、和服姿で登校する小学校でも開設したらよいのではなかろうか?時代状況や自然界を無視して、独自の教育哲学を実践するべきだ。
税金でやるのは勘弁してほしい。日本国が危うくなる。