ロボット プログラミング 科学教育 岡山市

21世紀に生きる子供たちに伝えておくべきことは

公教育と明確に違った体験型学習(Active learning)を実現するのが私の願いです。未来の創り手となる子ども達に何を準備しなくてはならないのか。児童期の多様性を尊重し、Scientific literacy(科学の論理展開力)の育成を目指します。

可能性はどこにあるか分からない ただそれを信じること

プログラミングを小中学生にコーチして4年がたった。試行錯誤の1年目。操山中学の男の子とマンツーマン。手探りだった。5年の臨床実績を持つカリキュラムを利用してはいたが、当初どこがツボなのかも理解できていなかった。
3年間のコースを2年に圧縮し、いろんな要素も取り入れてきた。10月第七期生がスタートする。各種センサーもできるだけ教室資材に切り替え、保護者の負担も考慮した。来年4月からはIOTの演習コースも新設するつもりだ。生徒たちに情報技術のイノベーションを体感してもらいたい。

この9月で1thステージを終了する生徒がいる。今月のミッションはレスキューだ。障害物をクリアーして、負傷者を助ける課題だ。この1年で演習したすべてを活用してミッションに挑む。彼のプログラムには舌を巻いた。全く独自の立論で、合理的な指示が書かれていた。条件の設定が独創的だ。無駄がない。逆説的な条件提示ともいえる内容だった。始めた時から観察眼が鋭く、集中力があった。


量子コンピューターや移動情報手段のイノベーションは凄まじい。しかし、その可能性を切り開くシステムのアイデアは、今のところ人間しか開発できない。将来一人でも多くの子供たちに、創造的な仕事をしてもらいたいものだと願ってやまない。やればやるほどプログラミング演習の可能性を感じる。どこにどのようにその可能性が広がっているのか分からないから余計に期待は高まる。答えは多様に存在するからだ。

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