なぜ児童期の「プログラミング的思考」が重要なのか
プログラミングの体験は、論理的思考力や問題解決能力を育成することで知られています。 学童期では、単なる計算ではなく、何か具体的な形のものを法則にしたがって動作させ、 試行錯誤で解決していく経験を続けると、高い学習効果が期待できます。
学習する主要な根拠を以下に挙げます。
1番目の理由は,「21世紀の世界はプログラムで構築されている」。世の中を動かす仕組みを知る必要があるからです。モノとネットは繋がり、AIは人間の生活に深くかかわります。
2番目の理由は、「消費者にとどまらず、自ら創造する側に回ろう」。パソコンが1台あれば、いながらにして製品/サービスを作り出せる時代になった。機構と制御の融合(第4の産業革命)の担い手が今求められています。既製のゲームを消費(楽しむ)するのは、旧世代の人類となります。
3番目の理由は「PDCAサイクル」。プログラミングを学ぶことで、自らのアイデアをどのようにすれば実現できるのか、論理的に考え、障害を取り除きながら実行していく力を養える。自律的問題解決能力を育成します。それは、時代を超え社会で活動するための普遍的な能力(生きる力)になります。
以上のことは、いかなる職業についても,今後ますますその重要性が高まっていくでしょう。 実社会の問題を要素分解し、一度抽象化し命令に落とし込む。それは「国語力」だと私たちは考えています。 この力を育んでいく素材として「プログラミング」のコースを4年前に開設致しました。 プログラミング的思考を行うときに基盤となるのは算数でも理科でもなく「国語」の力。 しっかりとした文章(プログラミング)を構築することが大切です。複雑な事象を単純化し捉えることが必要なのです。