ロボット プログラミング 科学教育 岡山市

21世紀に生きる子供たちに伝えておくべきことは

公教育と明確に違った体験型学習(Active learning)を実現するのが私の願いです。未来の創り手となる子ども達に何を準備しなくてはならないのか。児童期の多様性を尊重し、Scientific literacy(科学の論理展開力)の育成を目指します。

西郷隆盛もびっくり アメリカ大統領選

「西南の役」をご存じだろうか。明治新政権は、明治9年の廃刀令をはじめ、武士の特権をはく奪し、近代化と教育制度改革に邁進した。
没落した武士階層の怒りを一身に背負い、自らの命とともにその最後を飾ろうとした西郷隆盛は、日本近代の父と言える。城山の戦い、「晋どん、晋どん、もう、ここでよか」と自決した西郷の心を思う。この結果、不平士族は壊滅し、明治政府は欧米列強の植民化に抗い、富国強兵に邁進した。のちに、政府は内政から外交に舵を切った。そしてご存知のように、日本はアジア各国の憧れの先進国となった。
ドナルド・トランプは、アメリカ自動車産業や重工業に埋没した白人ブルーカラーを鼓舞した。衰退する白人労働者に敵意を埋め込んだ。移民に多数を占められ、新世代産業に首座を渡し、海外にパラダイムシフトされた旧産業の労働者。彼らに怒りの衝動を与えた。硬直化したワシントンの魅力も失せていた。ヒラリーはその権化に見えたのだろう。
全米は、西南の役で明治政府軍に挑み、はからずも勝ってしまった西郷隆盛のようだ。その後の展望も準備もない。アメリカが内に向かったら、リーダーを失った世界秩序を維持する軸は他国に存在しない。「中国の様な国がもう一つできた」と嘆くNYのインテリも何もできない。
21世紀を生きるこどもたちに、独立した心の準備を呼びかけるのは無責任だろうか。アジアは、中国と「同じような国アメリカ」とロシアと北朝鮮で構成される。日本人は、日清・日露の状況に近づいているのでは。トランプ勝利を嘆くことでは解決できない。戦後は完全に終焉したと感じるアメリカ大統領選挙でした。

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